60.排水口のにおいが気になる?入居時に確認したいポイント
新居に入ったとき、キッチンや浴室から気になるにおいがすることがあります。
見た目がきれいでもにおいがすると、「設備が壊れているのかな?」と不安になりますよね。
排水口のにおいには、汚れだけでなく、排水設備の中の水や部品の状態が関係する場合があります。今回は、無理なく確認できるポイントをご紹介します。
排水口には、においを防ぐ仕組みがあります
キッチンや浴室などの排水設備には、排水管からのにおいや害虫の侵入を防ぐための「排水トラップ」が設けられています。
水をためてふたの役割をさせる仕組みでは、その水を「封水」と呼びます。
長期間使わず水が蒸発するなどして封水が減ると、においが上がってくる原因になります。
空室期間が長かった場合は、封水が減っていることも
しばらく水を使っていなかった住まいでは、封水の減少がにおいに関係している場合があります。
漏水や詰まりが見られず、通常どおり使える状態なら、設備の取扱説明書に従って水を流し、様子を確認する方法があります。
ただし、においの原因が必ず封水とは限りません。改善しない場合は、何度も水を流し続けず、管理会社へ相談しましょう。
ごみや汚れが原因になる場合も
浴室では髪の毛やせっけんかす、キッチンでは食品くずや油汚れなどが、においの原因になることがあります。
まずは、取扱説明書で日常のお手入れとして案内されている範囲を確認しましょう。
取り外せる部品や手順は設備ごとに異なります。見た目が似ているからといって、別の製品の手順で分解しないようにしてください。
部品の取り付けが不十分な場合にも、においが出ることがあります。清掃後は説明書どおりに戻しましょう。
洗剤は表示を守り、混ぜずに使う
においが気になるからといって、複数の洗剤を続けて使ったり、混ぜたりするのは危険です。
製品の表示を守り、用途や使用量、放置時間、換気の注意事項を確認しましょう。特に、塩素系と酸性タイプの製品は混ぜないでください。
配管や部品を傷める可能性があるため、自己判断で熱湯を流すことも避け、設備側の案内に従いましょう。
こんなときは管理会社へ相談
次のような場合は、自分で解決しようとせず、管理会社へ連絡しましょう。
- 水を流したり、日常の清掃をしたりしても改善しない
- 排水の流れが悪い、逆流する
- シンク下などに水漏れがある
- 部品が欠けている、取り付け方がわからない
- 複数の排水口で同時ににおいがする
- 入居直後から強いにおいが続いている
洗濯機の排水接続部など、接続や部品の状態確認が必要な場所もあります。見える隙間を自己判断でふさいだり、配管を外したりしないようにしましょう。
連絡するときは、場所と状況を具体的に
「排水口が臭います」だけでなく、次の情報を伝えると状況を共有しやすくなります。
- においがする場所
- 気づいた時期
- 常ににおうのか、使用時だけなのか
- 排水の流れや水漏れの有無
- 自分で行った清掃や確認内容
入居直後であれば、その時点の状態を記録して早めに伝えましょう。
原因を決めつけず、できる範囲で確認を
排水口のにおいには、封水の減少、汚れ、部品や配管の状態など、さまざまな原因が考えられます。
取扱説明書に沿ったお手入れで改善しない場合は、無理に分解せず管理会社へ相談しましょう。早めの確認が、快適な新生活につながります。

