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48.オートロック付きでも確認したい、防犯のポイント

お部屋探しで、「オートロック付き」を条件にしている方も多いのではないでしょうか。

建物の共用玄関で来訪者を確認してから解錠できるオートロックは、防犯に役立つ設備の一つです。ただし、設備があることだけで、住まいの安全性を判断することはできません。

大切なのは、建物全体の様子や住戸の設備も確認し、入居後も基本的な防犯習慣を続けることです。

今回は、オートロック付き物件を選ぶ際に見ておきたい場所と、暮らしの中で気をつけたいポイントをご紹介します。

オートロックは、建物の入口で出入りを制限する設備

オートロックは、共用玄関などの扉を自動的に施錠し、建物への出入りを制限する仕組みです。鍵やカード、暗証番号などで解錠するタイプがあり、来訪者には室内のインターホンで対応する物件もあります。

住まいを選ぶ際は、「オートロックあり」という記載に加えて、どこに設置され、どのように使う設備なのかを確認しましょう。

また、共用玄関のオートロックと、自分の部屋の玄関錠は別のものです。建物の入口が施錠されていても、住戸の鍵をかける必要があります。

エントランスは、扉の状態や周囲の見通しをチェック

内見では、室内に向かう前にエントランスの様子も見てみましょう。

確認したいのは、扉がきちんと閉まっているか、周囲に見通しを妨げる物がないか、入口付近が暗くなっていないかといった点です。

扉が開いたままになっていたり、閉まり方が気になったりした場合は、内見担当者に確認しましょう。設備の操作や動作確認は、担当者の案内に従って行ってください。

荷物の搬入などで扉を開けておく必要がある場合も、入居者の判断で開放せず、建物のルールを確認することが大切です。

共用玄関から自分の部屋までの経路も確認

防犯を考えるときは、入口の設備に加えて、自分の部屋までどのように移動するかも見ておきましょう。

エレベーターホール、階段、共用廊下などを実際に歩くと、図面や物件写真ではわからないことに気づけます。

例えば、次のような点が確認の目安になります。

  • 共用廊下や階段に照明があるか
  • 曲がり角や物陰など、見通しの悪い場所がないか
  • 通路に私物が置かれ、移動の妨げになっていないか
  • エレベーターに非常用の連絡装置があるか
  • 共用玄関以外の出入口が、どのように管理されているか

非常口などは避難のためにも重要な設備です。気になる場所があれば、勝手に鍵をかけたり物を置いたりせず、管理会社に確認しましょう。

モニター付きインターホンは、機能まで確認

モニター付きインターホンがあると、来訪者の姿を確認してから対応できます。ただし、録画や留守中の履歴確認などの機能は、機種によって異なります。

内見時には、画面の見やすさや操作方法に加え、どの場所の来訪者を確認できるのかを聞いておくとよいでしょう。

入居後は、呼び出しがあってもすぐに解錠せず、相手や訪問の用件を確認する習慣が大切です。

警視庁も、点検業者などを装った訪問者への注意を呼びかけています。予定のない訪問に疑問を感じた場合は、その場で扉を開けず、管理会社などの把握している連絡先へ確認しましょう。

防犯カメラは「付いているか」以外も見てみましょう

防犯カメラが設置されている物件では、設置場所や管理について確認しておくと、設備への理解が深まります。

エントランスやエレベーター、駐輪場など、どの場所に設置されているかを内見担当者に聞いてみましょう。

ただし、防犯カメラがあることと、管理担当者が常時映像を見ていることは同じではありません。カメラの台数だけで安全性を判断せず、照明や見通し、日常の管理状況と併せて考えることが大切です。

住戸の玄関と窓も忘れずに確認

共用部分を確認したら、自分の部屋の玄関や窓にも目を向けましょう。

玄関では、鍵やドアスコープ、ドアガードなど、備え付けの設備と状態を確認します。窓では、鍵が正常に使えるか、補助錠があるかなどを見ておくとよいでしょう。

「上の階だから」「オートロックがあるから」と考えて、窓の施錠を省かないことも大切です。警視庁は、外出時に加え、上階や格子のある窓についても施錠の確認を呼びかけています。

賃貸物件で補助錠などを追加したい場合は、取付方法や契約内容を確認し、必要に応じて貸主・管理会社へ相談しましょう。

入居後は「少しの外出」でも施錠を

ごみ出しや近くへの買い物など、短時間の外出でも玄関の鍵をかける習慣をつけましょう。在宅中も施錠し、換気などで開けた窓は、使い終わったら閉めて鍵を確認します。

また、オートロックの扉が開いた際に、後ろから別の人が一緒に入る「共連れ」にも注意が必要です。

建物に入る前に周囲の様子を確認し、不安を感じた場合は無理に相手を問い詰めたり、立ちはだかったりせず、自分の安全を優先しましょう。

暗証番号や鍵の管理も大切です。建物の暗証番号を不用意に人へ伝えたり、鍵を玄関付近に隠したりしないようにしましょう。

管理会社への連絡方法を控えておくと安心

設備の不具合に気づいたとき、どこへ連絡すればよいかも確認しておきたいポイントです。

オートロックの扉が閉まらない、共用廊下の照明が切れているなど、気になることがあれば管理会社へ伝えましょう。

入居時には、通常の問い合わせ先と、夜間・休日の緊急連絡先を確認し、スマートフォンなどに控えておくと便利です。管理人の勤務時間や対応範囲も、物件によって異なります。

内見で使える、防犯チェックリスト

オートロック付き物件の内見では、次の項目を確認してみましょう。

  • オートロックの設置場所と解錠方法
  • 共用玄関の扉の状態
  • エントランスや共用廊下の照明・見通し
  • 共用玄関以外の出入口の管理方法
  • インターホンの映像・録画などの機能
  • 防犯カメラの設置場所
  • 住戸の玄関錠や窓の鍵の状態
  • 管理会社の連絡先と設備不具合時の対応方法

一つの設備だけで決めず、建物全体と住戸の両方を見ることがポイントです。

設備と日々の習慣を合わせて、住まいの防犯を

オートロックは、住まいの防犯に役立つ設備です。その機能を生かすためにも、建物の管理状況や共用部分、住戸の鍵や窓まで確認しておきましょう。

入居後は、玄関と窓の施錠、来訪者の確認、鍵や暗証番号の管理といった基本を続けることが大切です。

お部屋探しの際は、「オートロック付き」という条件から一歩進んで、実際の使い方や日々の暮らしまでイメージしてみてはいかがでしょうか。

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